旅行業務管理システム
25年前に私が旅行会社を始めた時、旅行業者特有のとてもややこしいい仕訳と、資金移動の多さに辟易してシステム導入を考えました。その時のそのシステムの値段が1500万円!。とても20代の私に払える金額ではありませんでした。そのシステム業者が開発に採用していたデータベースが「ファイルメーカー」でした。それから私は勉強を重ねてこの旅行業務管理システムを開発し、それから20年間以上改善を重ねて今のシステムになりました。弊社トラベルラボにシステム開発事業部があるのも、すべてこのおかげです。
システム概要
大手旅行会社は仕入れ部門があり、すべての仕入れを定形化できますが、中小企業の旅行商品の仕入れ業務は、ほとんど仕入先のやり方に委ねられてしまいます。そのため販売に関しての会計処理はとても複雑で、膨大な仕訳伝票を発行しなければなりませんし、それに伴う出入金の履歴を管理するのは大変です。また顧客の入金のタイミングも異なりますし、支払いのタイミングもまちまちです。他社パッケージ商品などは手数料金額を売上に計上しますが、自社の企画商品などは総額を売上に計上するケースもあります。
そして旅行会社の売上高は、その利益に対してとても大きい金額になります。上記のように様々なタイミングで出入金を繰り返すので、現時点での未収金・未払金のバランスを把握するのがとても難しく、またシーズンによって売上高が大きく変動しますので、うまく管理しないと支払わなければいけない資金から固定経費を計上してしまい、資金繰りが悪化してしまうこともあります。しかし過度にこの管理に時間をかけると管理費が増えて経営が大変になります。通常中小企業の旅行会社に経理部をおくこと自体が難しいのではないでしょうか?
ユナイテッドシステムデザインの「旅行業務管理システム」は上記の状況に共感できる企業にぴったりのシステムです。
顧客管理・営業管理
顧客管理は、個人の顧客と法人・団体顧客を別々に管理できます。またそれぞれに受注履歴・受注回数・受注金額も集計されます。
営業管理は、受注履歴に加え毎年のご旅行スケジュール・DM等の発送管理ができて、すべて個別に検索できるので細かな営業目標を作成するのに役立ちます。
見積書管理
このシステムの見積書作成のポイントは、細かな原価設定ができることです。
手配旅行の場合は単価ごとに仕入価格を入力し、それに対して手数料率が計算されます。また企画旅行は、仕入金額を合計入力できるので包括料金の概算利益計算に合っています。
ここで登録された見積書が受注した場合、ボタン一つで同じ内容の受注利益管理台帳が作成されます。もちろん同じ方法で受注利益管理もできるので細かな利益計算も手間がかかりません。
定形的な仕入れができないオーダーメイドの旅行にぴったりの見積管理機能です。
販売利益管理
販売利益管理は、販売金額・仕入金額・添乗携行金等の現金管理、それに対しての手数料計算ができます。また受注案件ごとの出入金管理もできます。
担当者が作成した利益計算書をもとに、売上と仕入の出入金記録ができますので、未収金・未払金が個別にリアルタイムでチェックできます。
オプションになりますが、営業担当者ごとの売上・利益集計機能も追加可能です。
資金管理
受注利益管理システムで入力された出入金記録に加えて、経費支払も登録できます。現金・預金(1口座のみ)の出納管理ができるので、残高チェックをルーティン化すればリアルタイムでの資金管理が可能です。
またすべての出入金記録は、現金・預金・カード支払いに分かれており、カード決済残高もチェックできます。預金は1口座しか対応してませんが、マスター登録を工夫すれば他口座への振替記録も可能です。
オプションになりますが、会計システムへインポートできる形式でのエクスポートも可能です。(すべての会計システムに対応できるわけではありません。)
旅行業務管理システム 価格表
販売価格(税別)
1) スタンドアローン利用 120 万円 価格に含まれるもの ソフトウェア本体
2) ライセンス販売 120000 円(税込)
注1
次年度からのファイルメーカーのアップグレードサポート費用は含ま れません。
注2
Windows サーバーを利用の場合、Windows サーバーソフトウェア 代金は含まれません。